こんにちは。
アジサイを求めて小布施町～中野市～山ノ内町と旅をしてきた終着点は、長野電鉄長野線の最終駅「湯田中駅」から程近く、〝桃山風呂〟が時代を感じる温泉旅館『よろづや』に宿泊させて頂きました。
ここはなんと言っても登録有形文化財に指定されている木造伽藍建築の大浴場「桃山風呂」と暖簾の長さです。また他の浴場も魅力的で、信州屈指の大きさを誇る庭園野天風呂、木の香り豊かなしののめ風呂などのど自慢の浴場が目白押しの純和風旅館です。
よろづやとは
奥信濃の山懐に抱かれた湯田中温泉にある創業200余年の伝統と格式を継承する老舗で、本館の他に松籟荘（しょうらいそう）、アネックス湯楽庵の3館で構成されている巨大旅館です。
※2021年2月の火災により松籟荘が全焼してしまいました。それでも従業員の方はそれにもめげずに必死に奮闘されていました。
お部屋
本館の「和室10畳」に宿泊させて頂いたのですが、10畳一間に広縁（ひろえん）がついているので広々としていてゆっくりくつろげました。
お部屋の蛇口もお風呂も天然温泉が使用されているのが温泉地ならではですね。
もちろんWi-Fiは無料で使えますし、空気清浄機も置いてありますのでとても快適です。
冷たい水を用意してくれていたのでお風呂上がりに頂きました。こういう些細なことが嬉しいですね。
他にもツインベッドルームや和室二間続きの部屋などがあり、3館すべての部屋数を合わせると58室（現在は変動あり）にもなります。
お風呂
文献に残る開湯は約1350年前という歴史ある湯田中温泉で、3つの源泉をもつ「よろづや」では趣溢れる6つのお風呂が楽しめます。
登録有形文化財に指定された純木造伽藍建築の「桃山風呂」（1953年完成）は、日本の〝大浴場ベスト10〟にも選出された名物風呂で、クラシックな雰囲気と古き良きを大事にしたお風呂がとても素敵です。またこの他にも温泉蒸し風呂や信濃路の四季折々の風情を映す庭園露天風呂も併設されています。
本館からだとお風呂に行くのにエレベーターを乗り換えなければならないのが巨大旅館ならではの苦悩ではありますが、それでも「桃山風呂」は一見の価値ありですよ。時代を遡ったような、まるでタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれます。
10人が同時に入れる貸し切り風呂「黄鶴風呂」は、もとは大衆風呂として使われていた名残が残り、蛇口は取り外されたものを含めると12ヶ所もあります。浴槽も泳げるくらい広く、脱衣場ものびのびと使えるので多少の人数であっても快適に過ごせます。
お食事
夕食は本格懐石料理で、長野県が誇るブランド食材である信州プレミアム牛や信州サーモン、信州福美鶏などをふんだんに盛り込んだお料理はどれも美味しく、さらに四季折々に合わせて彩りや形にこだわった器、盛り付けなども素敵で、目にも嬉しいです。
イスとテーブル席の個室になっているのでゆったりとくつろげます。
その中でもじっくり味わって頂きたいのが長野県産の〝ご飯〟です。幻の「木島平米」を使用されているのですが、お米一粒一粒が際立っていて輝いて見えます。
そして、一番テンションの上がったのは「日本酒マリアージュコース」（1870円）という〝飲み比べセット〟です。全4種類を1合ずつ献立に合うように構成され、ベストなタイミングで出してくれるので、お料理が一層美味に感じます。
※期間は定まってはいないらしいのですが、「期間限定」とのことなのでご注意を。
朝食はイラストの献立表があり、それを見ながら食べられる楽しい時間になりました。ご飯のお供もたくさんあって朝から健康的なメニューでいい一日を送れそうになります。尚、ご飯はおひつで来るのでおかわりが自由にできます。
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価格:100,000円 |
アクセス
基本情報
【住所】 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏3137
【電話番号】 0269-33-2111
【客室】 58部屋
【駐車場】 50台
【公式サイト】湯田中温泉 よろづや【公式】
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