蓮寺🌸興龍寺(こうりゅうじ)|塩尻市
こんにちは。
うらいで~編集長です。
今回は、〝蓮(ハス)〟を目指して放浪してみました。そこでたどり着いたのが塩尻市洗馬にある『興龍寺(こうりゅうじ)』です。
《目次》
興龍寺とは
塩尻市洗馬の山間に、天正18年(1590年)に開創された歴史あるお寺で、松本平では唯一の古風な坐禅堂や寺には珍しい長屋門があり、境内には仏舎利塔が建てられているなどインド系の匂いがプンプンします。
信州筑摩三十三カ所観音霊場第二十九番札所。
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寺号の入った石碑を入って年代物の赤い橋を渡ると駐車場があります。駐車場の脇には鯉の泳ぐ池があり、そこには弁財天像が祀られています。
池の反対側には休耕田にハスがたくさん植えられています。
見どころ①古代ハス
2002年から休耕田に植え始めた古代ハスとして知られるオオガハスを植えたのが始まりだそうです。見頃は梅雨明け頃から8月中旬までなので訪問する時期を間違えました(笑)
それでは気を取り直して参道を見て歩いてみます。
まずはよく見かける六地蔵。
六地蔵は、地獄道を救う檀陀、餓鬼道を救う宝珠、畜生道を救う宝印、修羅道を救う持地、人道を救う除蓋障、天道を救う日光の、六道の思想に基づいて地蔵菩薩像を六体並べて祀ったものです。いろんなお寺にありますね。
参道の右手には十王堂があります。
ヒンドゥー教みたいな模様の石碑もあります。
死の神である羅刹が、円盤を持っている図です。円盤の中央には輪廻する原因の無知・憎しみ・貪欲の三毒があり、その周りには六道(六つの世界)があり、外周には苦しみから抜けるため十二因縁があります。
山門が見えてきました。
見どころ②山門
歴史を感じる山門の扁額(へんがく)には〝少林山〟と書かれています。山門の脇には塀があります。
山門の塀に沿って進むと、いろいろな短歌を刻んだ「歌碑公園」があるそうなんですが、そこは最後に行ってみます。
山門をくぐるとカワイイ置物を発見。
山門の左脇にある「佛足跡」。
山門をくぐって左にあるのは水子供養の十三重の塔(多宝塔)。
そして、山門をくぐって右にあるのが鐘楼。
庫裏の横には縁結観音菩薩像が立っています。
そしていよいよ本堂を参拝します。
見どころ③本堂
本尊は聖観世音像。扁額には寺号額が飾られています。
本堂の隣の古風な座禅堂。
見どころ④長屋門
松本平ではここにしかない長屋門で、本来は武家屋敷などの前面に家臣・下男などを住まわせるための長屋を設け、その一部をあけて門としたもの。屋根は長屋と一つづきとなる。
お寺にあるというのは大変珍しいそうです。
見どころ⑤インドミティーラ民画展示室
ミティラー画とは、インドのビハール州ミティラー、マドゥバニー県とネパールのジャナクプル地方にいにしえより伝わる伝統絵画のひとつです。インドとネパールの文化が重なった地域から生まれました。
ご住職に伺ったところ、こちらは自由に拝観してもいいとのことです。素朴でコミカルで
、とても個性的な絵画です。
見どころ⑥歌碑公園
入口から花壇と二十数基の歌碑がずらりと並ぶ歌碑公園。そこを抜けると今度は小さな蓮池があります。その蓮池の真ん中に長寿観音像が、その奥には仏舎利塔が建っています。
日本の狛犬はインドのライオンからきているそうです。さらに、狛犬は神社のイメージが強いですが、本来は仏教のものだと住職さんが教えてくれました。
御朱印
「何か意味を持たなければ、御朱印はただのスタンプラリーだ!」とのお言葉を頂きました。肝に銘じておきます。御朱印記帳料300円。ラブラドールレトリバーが迎えてくれました。
価格:2,530円 |
アクセス
基本情報
【住所】 〒399-6462 長野県塩尻市洗馬小曽部4883
【電話番号】 0263-52-2244
【拝観時間】 日中随時
【拝観料】 志納
【駐車場】 あり
【公式サイト】なし
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