こんにちは。
うらいで~編集長です。
『梅雨の安曇野探訪 #1』
今回は、梅雨の時季ですがお出かけしたくなったので信州安曇野を探索してきました。まずは、穂高神社から程近い〝赤い下駄〟で有名な『東光寺(とうこうじ)』を参拝してきました。
《目次》
東光寺とは
創建年などの詳細は不詳ですが、お寺のすぐ近くに居を構える等々力家が開基した寺と云われています。
当初、「東龍寺」と称し等々力家の城である貝梅の北城(現在の長野県安曇野市穂高等々力北城)に境内を構えていましたが、天正18年(1590年)に現在地に境内を移し「吉祥山東光寺」に改称しています。貝梅の北城には天正年間(1573~1592年)に烏川が氾濫し大破したとの伝承が残されている事から、これを機に当地に移ってきたのかも知れません。
信州七福神の一つ(大黒天)であり、信州川西観音札所霊場(第八番札所)でもあります。
山門のすぐ近くの駐車場に停めて、さあ参拝...と思っていたら、山門の前にいきなりとてつもなく大きい「赤い下駄」を発見!
どーーーん!!!
見どころ①赤い下駄
「吉祥仁王様の大下駄」と言われ、この大下駄を履くと、願い事が叶うといわれています。
今の時代にはもってこいの〝映えポイント〟です。
山門のある入口近くには、二十三夜塔や大黒天、道祖神の石碑もあって旅する人を優しく見守ってくれています。
それでは山門を見学して参道沿いに進んでいきたいと思います。
見どころ②仁王門
日展審査員・阿部正基先生の作による、名力士・北の湖関をモデルとして作られた仁王像が祀られています。扁額(へんがく)には、「吉祥山」と書かれています。
山門を抜けて参道を歩いていると...まずは手水舎ですね。
見どころ③手水舎
環境省選定の名水百選「安曇野わさび田湧水群」の一つで、安曇野洗心の水と言われています。やわらかい味わいのある水として評判です。
手水舎の後ろに構えているのは、當山六世嶺外智仙大和尚之像と當山七世嶺風昭三大和尚之像です。
お次は、花木に囲まれた小さなお堂へと進みます。
見どころ④薬師堂
安曇野市の有形文化財に指定されている「薬師如来像」が祀られています。薬師如来様は、「穂高薬師如来」様と言われて、室町時代の作だそうです。
いくつか仏像が建てられているのでご紹介します。
▼南無水子地蔵尊
水子(みずこ)とは、人工妊娠中絶や流産、死産により死亡した胎児のことで、よく見るとお地蔵さんの足元や肩に子供がいます。
▼観世音菩薩。
▼子育て道祖神。
さらに本堂手前にはお庭と鐘楼があります。
▼鐘楼
梵鐘には臼井吉見先生の書による「安曇野の鐘」が釣られています。
▼蓮の咲くキレイなお庭
いよいよ本堂を参拝します。
見どころ⑤本堂
本尊は鎌倉時代の作という馬頭観世音菩薩(めずかんぜおんぼさつ)で、観音菩薩様の化身で、怒りの表情で頭の上に馬の首を付けている像です。
本堂額には曽山環翠先生の書いた「吉祥山」の扁額(へんがく)が掲げられています。
御朱印
価格:2,530円 |